住宅ローンの金利はどれぐらい?金利タイプの違いについても解説

公開日:2022/12/15

マイホームを購入する際、住宅ローンを利用する方が大半ではないでしょう。しかし、一口に住宅ローンといっても金利タイプや借入先、返済方法などに違いがあります。そのため、住宅ローンの仕組みや特徴、違いを理解したうえで、自分に合うものを選択することが大切です。本記事では、住宅ローンの金利タイプや違いについて解説します。

住宅ローン金利には複数の種類がある

住宅ローンについて調べていると、必ず金利という言葉が出てきますが、住宅ローンの金利タイプは「変動金利」「固定金利」「固定期間選択型」の3つに大別できます。

3つの金利タイプは、金利を見直すタイミングに違いがあるのが特徴であり、それによって返済額にも差が生じます。そのため、金利タイプごとの特徴が違いを理解したうえで、自分自身に合ったものを選択することが重要です。

まず、変動金利は、言葉の通り金利が上下するのが特徴です。というのも、変動金利は基本的に半年ごとに見直されており、基準となる金利が半年の間に上下していれば、それにともなって変動金利も上下します。また、金利が変更されると利息も変わるので、金利が上がると返済額の負担が大きくなってしまいます。

しかし、半年ごとに返済額が変わると家計が不安定になるので、返済額が見直されるのは5年に一度とするケースが一般的です。ただし、5年ごとであっても返済額が大きく上がると返済が困難になる方が増えてしまうので、それまでの返済額の1.25倍までに抑えるというのがルールとなっています。

一方、固定金利は返済開始から返済終了までずっと同じ金利が適用されます。金利が変わらないので毎月の返済額が変わる心配もありません。ただし、金利が変更されないという保証がある分、変動金利に比べると金利が高めに設計されています。

最後に固定期間選択型は、3年、5年あるいは10年など、金利が変わらない期間を選べるのが特徴です。固定期間終了後、再び固定期間を設定したり、変動に切り替えたりできます。世の中の情勢に応じて柔軟に対応できるのが固定期間選択型の強みでしょう。

金利は低いほどよいのか?

金利が低いほど住宅ローンの返済額が抑えられるので、金利が低いほどよいと考えるのは間違いではありません。住宅ローンは金利を見直すスパンが短い順に金利が低くなるのが一般的であるため、変動金利がもっとも低く設定されています。

そのため、住宅ローンは金利の低い変動金利一択だと考えたいところですが、そう単純に決めてしまうのはおすすめしません。金利が見直されるタイミング半年に一回、さらに返済額が5年に一度見直されるので、返済開始当初よりも毎月の負担が増えるリスクがあるのです。

仮に変動金利で住宅ローンを組んだのが低金利の時期であれば、それ以上に引き下げになることはなく、上昇するリスクが高いといえます。そして、金利が徐々に上昇し、5年ごとに返済負担額が増えた場合、最終的な総返済額が固定金利を上回ることがあるのです。

このように、契約時の金利が低くても上昇するリスクがあるので、単純に金利の低さだけで判断するのは危険といえます。

実際の金利はどれくらい?金利の違いで返済額は変わる?

金利が低いほど、返済額を抑えられるのは事実ですが、一体どのくらい差がつくのか分からない方も多いのではないでしょうか。金利1%違うだけで大きな差があるとされているので、ここでは金利が1%違う場合の返済額の違いについて解説します。

まず「借入額3,000万円、金利1%、元利均等型、返済期間35年」と「借入額3,000万円、金利2%、元利均等型、返済期間35年」を比較すると、金利1%の場合は毎月の返済額が8.5万円、総返済額が3,557万円となります。一方、金利2%になると、毎月の返済額が10万円、総返済額が4,174万円となります。

このように、たった金利が1%違うだけで毎月の返済額が1.5万円、総返済額に関しては約600万円もの差が生じるのです。借入額が大きくなるとさらにその差が大きくなるので、金利をチェックしたうえで住宅ローンを組むことが大切です。

また、変動金利で借りる場合、当初の金利が低くても上昇するリスクがあります。ほんの少し上昇するだけでも返済額負担がかなり変わるので、余裕を持った資金計画を検討することが大切です。

マイホームの購入は夢のあることですが、お金のことは切っても切り離せない要素なので、ファイナンシャルプランナーや金融機関に相談しながら自分自身にある資金計画を立てるようにしましょう。

まとめ

マイホームを購入するときは、住宅ローンを利用する方が大半でしょう。ただ、住宅ローンといっても金利タイプや返済期間、金融機関などの違いがあり、特徴や違いを理解したうえで借り入れをすることが重要です。

とくに金利は大きく3つのタイプがあります。単純に金利の低さだけで選んでしまうと後悔するケースもあるので、自分自身と家族の将来を見据えてもっともよいプランを選択するようにしましょう。また、素人だけで判断するのが難しい場合は、ファイナンシャルプランナーや金融機関に相談しながら計画を立てるのがおすすめです。

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