住宅ローンの審査に落ちてしまう理由とは?通りやすくするコツについても解説!
ローン審査を通過するための条件を知りたい人に、今回の記事はおすすめです。誰でも簡単にローン審査を通過できるわけではありません。収入、借入希望金額、信用情報、年齢など、さまざまな切り口から審査されます。ローン審査を通過できるかどうか不安がある人の参考になれば幸いです。
住宅ローンの審査に落ちてしまう理由
理由は1つではありません。4つの理由を紹介します。
収入が低い
住宅ローンは、長い期間安定的に支払いを継続することが必須条件になります。つまり、その能力が足りないと判断された場合は、ローン審査に落ちます。
具体的に求められていることは、安定性と継続性です。安定性がある職業は公務員です。懲戒処分を受けて退職にならない限り継続的な収入が手に入ります。会社員の場合も解雇されない限り、継続的な収入が手に入ります。
次に継続性ですが、勤務年数が概ね3年以上あるかどうかが判断材料になります。短い期間で転職を何度も繰り返している人は、継続して収入が手に入りにくいと判断されやすいため、不利に働くかもしれません。
つまり、安定性と継続性が見込めないフリーランスや個人事業主などは、ローン審査に落ちてしまう可能性が高くなります。
借入希望金額が多すぎる
前年度の世帯年収をもとに、借入希望金額を設定できます。目安は年収の8~9倍程度です。借入希望金額を上限に設定している場合は、ローン審査に落ちてしまう可能性があります。
上限額まで借り入れすると、毎月の返済額が月収の3割を超えるので、家計を圧迫してしまいます。そのような状況で長い期間安定的に支払いを継続できるのかどうかが分からないので、ローン審査で不利に働いてしまうのです。
また、昨今の働き方の変化の影響も受けています。残業時間の減少による収入減や企業の業績悪化による収入増が見込めない状況などの影響で、金融機関の審査で落ちてしまうのです。
信用情報に問題がある
金融機関に滞納していなくても、日常生活のなかで次のようなことが生起していると、信用情報に問題があると判断されてローン審査に落ちてしまいます。それは、クレジットカード料金の滞納、携帯電話の使用料金の未払い、消費者金融などのローンの滞納、自己破産、個人再生、任意整理です。
クレジットカードや携帯電話の使用料金の支払い状況を調査されてローン審査に落ちてしまう例はよくあります。また、一度でも信用情報に問題があると判断されると5年はそのままです。
住宅ローンに限らず、ビジネスローンなどのそのほかのローンを組みたいと思っていてもローンを組めない可能性があるので、日常生活も調査されていると考えておきましょう。
年齢が高い
一般的に50代後半から収入が減少します。65歳以降は年金で生活することが予想されるので、年齢が高い場合はローン審査に落ちてしまう可能性があります。
たとえば、40代前半で35年ローンを組んだ場合、最後の支払いが完了するのが75歳です。50代後半までは収入増が見込めますが。それ以降は右肩下がりになるのでローンの返済が難しいと判断されます。なお、30代前半であれば問題ありません。
住宅ローンの審査に通るためのポイント
自分でできる取り組みを紹介します。
頭金を用意する
借入金額を低くできるので、月々の返済額が少なくなるメリットがあります。また、頭金を用意することで、ある程度の経済力があることをアピールでき、ローン審査に有利に働きます。可能であれば数百万円程度の頭金を用意しましょう。
勤務年数が3年になるまで待つ
必ず3年以上の勤務年数があるとローン審査に通過するわけではありません。雇用形態や年収なども関係しているからです。しかし、雇用形態や年収に問題がなく、残る課題は勤務年数のみとなっている場合は、勤務年数が3年になるまで待ちましょう。
クレジットカード料金の支払いを済ませる
日常生活のなかで未払いがある場合は、速やかに支払うようにしましょう。そのまま放置して滞納してしまうと信用情報に問題があると判断されます。また、使用していないカードがあればこの機会に解約するなどして、少しでも金銭的負担を軽減しておくことも大切です。
審査に通る自信のない方は「住宅ローン相談窓口」を活用しよう
ノウハウを持った専門家に相談すると悩みの解消につながります。
ノウハウを持っている専門家に相談する
やみくもにローン審査を受けても通過しないかもしれません。昨今は、会社員や公務員だけではなく、フリーランスや個人事業主として働く人が増えています。そのような方でもローン審査に通過できる銀行を知ることで、無駄な労力と時間を削減できます。
また、何度もローン審査に落ち続けると信用情報の悪化につながるので、困ったときは専門家に相談しましょう。
まとめ
何度もローン審査に落ちている人は、ノウハウを持った専門家に相談することで、成功する確率は高まります。やみくもに時間を割くのではなく効率的に時間を使用しましょう。また、自分でできる方法として、頭金を用意する、勤務年数が3年になるまで待つ、カードの支払いを済ませるなどがあります。信用を得るためにできることはやっておきましょう。